住んでみてわかった生活音が筒抜けのアパート

このアパートに住み始めたのは、この地に転勤が決まった去年の春でした。
妻と子どもを連れて来たこの街は、大学時代に一度住んだことがあり、懐かしい風景がたくさん残っていました。
物件探しや引っ越し準備で忙しい中でも「ここでよく昼飯食べてたんだ」と、よく行った中華屋の前を通ったり、「ここに大学時代、住んでいたんだ」とワンルームマンションの前で話をしたりしました。
独身時代の景色が目の前にあるのに、自分の隣には妻と子どもがいることが不思議でした。
でもなんだか嬉しくて、引っ越しまでの期間が2週間しかなく忙しかったのですが、楽しい気分で作業を進めることができました。
そして引っ越し当日を迎え、新しい部屋に使い慣れた家具や道具たちが並びました。
子どもは新しい部屋に入った途端、大はしゃぎでベッドの上で遊んだり、部屋中を走り回っていました。
妻もこのアパートのキッチンがすごく気に入ったようで、短い期間での決断でしたが、家族みんなが喜ぶ家を選べたのだと実感しました。
しかし、このときの喜びはだんだんと薄れていったのです。
このアパートは、今から7年ほど前に建てられた2階建ての集合住宅です。
新築ではないですが、デザインも設備も新しく、そこが気に入りこの家に決めました。
でも住んでみると、2階の住人の生活音がよく聞こえるのです。
住み始めて3ヶ月ほどは、歩く音や椅子を引く音、排水管を流れる水の音が聞こえました。
しかし半年ほど経つと、トイレ使用時の音が聞こえてきました。
椅子を引く音や水が流れる音には、「まぁ、仕方がないか…」と思っていましたが、トイレ使用時の音にはさすがに耐えられず、音が聞こえたら、音が聞こえない別の部屋に移動するようにしています。
さらに住み始めて1年が経つと、会話も聞こえるようになってきたのです。
ハッキリと聞き取れるような声ではないのですが、子どもを怒鳴っていたり、2階の住人の方は就寝時間が遅いため、私がベッドに入っても、2階の住人の声が聞こえてなかなか眠れない日も多いです。
排水音や会話など、日に日に聞こえる内容が増えていき、ストレスも溜まっています。
「だんだんと壁が薄くなってるのか?」と思いたくなるくらい、2階の音がますます聞こえる毎日です。
妻は育児のため家にいることが多いため、この音をとても嫌がっています。
最初はとても良い家だと感じたのですが、住んでみないとわからないことがあるな、と感じた引っ越しでした。
この家はストレスが溜まるので、早く次の家に引っ越しできるよう、今お金を貯めているところです。

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